大さわのそば

川から吹く爽やかな風お店の目の前に広がるそば畑

大さわのある長瀞町の岩田地区は、秩父山地の入り口にあたります。観光地としてにぎわう長瀞町ですが、ここ岩田地区は周囲を山と川に囲まれた自然豊かな場所。お店のすぐ横には荒川の清流が流れ、目の前にはそば畑が広がり、四季折々の美しさを見せてくれます。大正時代の養蚕小屋を改築したお店のテラス席からは、私たちが栽培するそば畑を見渡すことができます。初夏と秋、そばの花が見ごろを迎える季節には、可憐に咲くその美しさを堪能しながら、そばをぜひお楽しみ下さい。

いつでも挽き立て美味しさの秘密とは?

大さわでは、いつでも挽きたてのそば粉で作った美味しいそばをご賞味いただけるよう、殻のついたそばの実のままで仕入れ、最適な状態で冷蔵保存し、その都度、使用する分だけをお店に併設の製粉所で殻をむいて石臼で製粉しています。現在は、自分たちの畑で収穫したそばに加え、私たちが長年かけて巡り合った信頼できる生産者さんから仕入れたそばの実から、そば粉を作っています。

近隣の農家で偶然出会った理想的な在来種のそば

味や香りが良いのはもちろん、粘り気がありよく繋がる。そんなそば粉にはなかなか出会えないものです。しかし、その条件を満たすそばと、近隣の農家で偶然出会ったのが2015年。お店から車で約15分ほど、長瀞町と寄居町にまたがる、標高500メートルほどの釜伏峠にある農家で、代々ごく少量だけ作られていた在来種のそばでした。今後は生産量を増やしてもらい、このそば粉をメインに、ここでしか食べられない味のそばを多くの方に食べていただければと考えています。