なんで秩父の蕎麦じゃないの？長瀞や秩父は「そばの街」だよね。お客さんによく聞かれます。 秩父のソバは、小池さんに勧められて使ったことがありますが,私の技術では美味しい十割そばに仕立てるには無理な様です。勧めてくださった小池さんも最後は使っていませんでしたが。 自分でも春と秋に在来種を栽培しましたが、思うようにいかず滋賀の地蕎麦に切り替えました。 寄居町の釜伏在来種が評判がよかったのですが、高齢と獣害で生産する農家さんが無くなってしまい幻になってしまいました。 同じ寄居の折原地区で常陸秋そばを栽培していましたが、採算が合わず3年で終わりました。 京都の粉屋さん曰く そばのうまさを決めるものは、原料の粉、そば打ちの技術、好みだそうです。 同じそばであっても、さらしなそば、田舎そばなど白いそばから黒いそばまで味わいも香りも違います。 これは、そば粉の製粉の仕方、段階によってそこに集められているそばの成分に違いが出てくるからです。 秩父の蕎麦を召し上がりたい方は、町内に1軒、皆野に1軒、秩父の太田・荒川・大滝に秩父在来を自家栽培自家製粉する蕎麦屋さんがあるそうですので、行ってみてください。