2025.12.21

fm群馬ワイグル 今日のラッキーさんのコーナーで生電話が来ました

11月25日、9時5分過ぎ。

今日のラッキーさんのコーナーを聴きながら群馬県赤城の新そばを打っていました。

そこに見慣れない電話番号が?代金引換の宅急便かな?電話を取ると、あれ?

「ボンジーヤ!」

 

お題は「やっと重い腰を上げました」

開業16年・60歳にして重い腰を上げて修業し直したというより、息子と師にお尻を蹴り上げられやっと動き出したんです。恥ずかしい限りです。

師と仰ぐ方は、新聞記者さんが「埼玉秩父の宝」と言うくらいで、蕎麦好きの方ならだれでも知っているような有名な人です。私も師の蕎麦が大好きで通い、開業してからは目標としてきました。20年前には、もう弟子は取らないからと言われ、そば屋の後輩として色々お世話になってきました。

7年前、父がちょうど息を引き取った時に、師から電話をいただき「この前の蕎麦、何で美味しくないか分かりました、水回し・捏ねをもっと丁寧にやってください」と、アドバイスをいただきました。父からの遺言だと思い心に刻みました。
ただ、捏ねが一番しんどいので、ついつい手を抜いてしまっていました。

今年の4月、師のお弟子さんのお店に息子と行った帰りの車の中で、「父さんもこんな美味しい蕎麦打てるの?」息子に、遠回しにまずいと言われました。

その1っか月後、
蕎麦屋と私をかわいがってくださったご近所の会社の会長さんのお別れの会に行く前に師の家に顔を出すと、師から「最近そばが良くなってきたと思っていたが、この前の蕎麦は不味い!とにかく不味い!なんであんなそばになってしまったんだ?」と、はっきりと指摘されました。

「息子にも不味い と、言われ色々と取り組んでいますが、上手くいきません。あと1年やってダメなら蕎麦屋をやめます。蕎麦打ちを教えてください」と、思わず口をついて出ていました。
 師は、分かりました。高橋さんの本やdvdを持っているなら、よく見て、まずは捏ねからやり直してください。
 
一か月後に、蕎麦打ちを確認していただく約束をして、お別れの会へ行きました。祭壇に向かって、「これは、会長のお導きだと思います。有難うございます」と、手を合わせました。

1か月後、蕎麦打ちを見てもらいました。引退して8年経っているにも関わらず、麺棒を持っての実演までして頂き妻と二人感動しました。
 そして「捏ねは、だいぶ良くなりましたので、今度は汁を見直しましょう。」汁を、雑味のないすっきりとした味にするため、全て作り直しました。

そして先週、「汁はよくなりました、そばもよく捏ねてありしなやかになりました。味は、まだまだですが、引き続き頑張ってください。次は、あと20年続けるための店の方針を考えましょう」

60才を過ぎて80才の師に教えを仰ぐ修業は、まだまだ続きそうです。

 

当日は、買い出しや仕込みで途中から全く聞けなかったので、ラジコのエリアフリーに入会して、放送を聴きました。
内藤さんやリスナーの皆さんからの沢山の暖かいメッセージに、嬉しくて感激で涙がポロポロこぼれ止まりませんでした。初心を忘れずに頑張る、お客様に喜んでいただける蕎麦を打つ。
改めて決意しました。

悩むこと、苦しいことがあった時などに聴き直し、沢山の方々が応援してくださっていること思い出し、今後も精進します。
放送の録音といただいたステッカーとお手紙は、家宝にします。